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2008.01.21 21:07

「わぁ!!積もってる~!まっしろだぁ」
昨晩からの雪予報は外れることなくあたり一面を真っ白な世界に包み込んでいた。
東京では珍しい積雪に普段ならギリギリまで寝ているはずのうさぎもめずらしく目覚ましがなる前にぱちりと目を覚ましていた。
窓の外には少しばかり違った光景。
珍しく早起きのうさぎに母である育子はあらあらと驚いてみせ生意気な弟は雪だから早起きなんて現金なヤツと冷やかしてきた。
「ふふっ嬉しいものはうれしんだもーん」
なにせ東京では珍しい雪。
ちらちら舞うことはあってもここまでの積雪は珍しい。
羽のように舞い落ちる雪は東京の景色を何処か異空間のような別の世界のように仕立て上げうさぎはそんな違う世界のような光景を楽しんでいた。
いつもの通学路が違って見える不思議。
ぎゅっぎゅっと踏み出すごとに雪の音がしてどこまでも歩きたくなるざわめき。
「ふふっ」
知らずに漏れ出るのはかろやかな笑い声。
楽しくってくるりと回りだすと足元が狂ってバランスを崩してしまった。
「わっ・・・・・」
冷たい感触を予想したけれど背中に感じるのはそれとは違ったぬくもり。
「こーら。前を向いて歩いてないと危ないぞ。当たったのが俺だったからよかったものを」
一瞬何が起こったのかわからなかったうさぎだったが上からした声で瞬時に何があったのか悟った。
「ありがとうまもちゃん」
少し怒っている口調だけれど本気ではなくてどちらかというと少し呆れも混じった声はうさぎの安心する優しい自分だけに向けられた声。
今だってしっかりとうさぎを支えてくれている。
「雪だよまもちゃん。天気予報当たったね!綺麗」
「この大雪をよろこぶやつなんてうさくらいだよな」
そういってふっと口の端を持ち上げたうさぎの恋人はうさぎの頭にかぶっていた雪を払い落とす。
「だぁって雪めったに降らないし嬉しいじゃない?」
灰色のくぐもった色の空からは真白の綿が際限なく降り注ぐ。
その風景が楽しくてしょうがくなくてうさぎは傘を持つのも忘れて天に向かって手を伸ばす。
「でも偶然だね。まもちゃんとこんなところで会うなんて。今日大学早いの?」
にっこり微笑んで恋人を振り返るうさぎに衛はまあなと返す。
まさか元気一杯の恋人が心配で少し様子を見にきたなんて言えるはずがないし言うつもりもないからそのまま笑顔で返す。
案の定珍しい雪に気をとられてもう少しで転びそうになっているのだからつくづく自分の感は経験にもとづくものだよなと思わずにはいられない。
これが知らないヤツにぶつかっていたらどうなっていたことか。
「せっかくだからちょっと寄り道していかない?」
「寄り道って時間平気なのか?」
「うん。今日はいつもよりちょっと早いもん。だからね、公園のほうを少しだけ。ね、いいでしょう?」
うさぎは衛の腕を取って少し甘えるように声を出す。
こんな雪の日には騎士役が必要だろう。
せっかく一度は未遂で済んだのに自分のいないところで転んで怪我でもされたらと心穏やかではいられない。
東京では珍しい雪の光景に衛も思いのほか浮き足立っているのかもしれない。
「仰せのままにお姫様」
差し出された手はすこしひんやりしたけれどもうさぎは特に気にならなかった。
どうせ繋いでいればすぐに暖かくなるし、何よりその暖かさがあるから嬉しい朝がもっと楽しく嬉しくなるのだから。
さぁ、何処を巡ろう?
一面の白い景色は恋人たちをやさしく包んで舞い散る雪が現世とを切り離す。
うさぎは満面の笑みをたたえて銀色の世界を駆け出した。



☆☆あとがき☆☆☆
雪降らなかったですね~
ぅーん、期待してたのに残念!
雪の降らない地方にすむ私にとって雪は昔も今も変わらずに浮き足立つ非日常の世界です。普段見慣れたはずの光景も行き一つあるだけで全く違った世界になるんだもん
そりゃぁもうテンションも上がるわけで。
これは子供のころも今も変わりません。
という思いから即興で生まれた今回の二次。
ラストは二人よりそってにしようかとも迷いましたがやっぱりうさぎちゃんなら元気に走り出すかなあと思ってこっちに。
あと衛さんが早起きしたのはうさぎちゃんが他の誰かにぶつかったり助けおこされるのが嫌だなって思ったからとかなんとか。
他の誰っていうのは勿論男です。
たとえ通りすがりの人でも嫌なものはいや、なんとなく面白くない。
みたいなことを考えてみまして。
ハイ。私の妄想です。
こういうパターンがすきなんですよね。
しばらく伯妖に浸っていたのでまもうさ久しぶりでした。
勿論忘れたわけじゃないですよ♪
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テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学

タグ : まもうさ 二次小説

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