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2008.02.26 20:39

怖くなって逃げ出した。

だってあなたにとってそれは挨拶のように自然で至極日常的なもの。

だから本気になりたくなくて、なっちゃいけないって距離をおくように逃げ出した。


本当に?

あなたはだぁれ、どうして私に問い掛けてくるの?


どうして帰ってきたの?


それは・・・・・・・・距離を置きたくって


誰から?


誰ってエドガーに決まっているじゃない


どうして?婚約したんでしょう?


それはっ!なりゆきよ。なのに本物の婚約者のように扱うのよ。ただのふりなのに


信じられないの?


あたりまえじゃない。彼にとって本当に好きな人はただ一人だけ。
それは私じゃないのよ


あなたはどう思っているの?気にならないなら帰ってくることも無かったのに
ここではあなたは変わり者、フェアリードクターなんて名乗っていても誰も気にとめない。
けれどもロンドンなら―


私は・・・・・・
私は・・・・・なんとも・・・・・・

ねぇ・・・あなたは誰?どうしてこんなことばかり聞くの


だって、自分から鍵をかけるんだもの
開きかけているのにそれを認めなくって、うえから押し付けて。ムキになって押しつけっちゃって。だからよ。


ねぇ―
気付いて、あなたの心の中の心に




「眠った気がしなかったわ・・・・」
なんだか頭の中がわんわん鳴り響いているようなざわめきだ。
なのに目が覚めたら夢の中身は丸ごと抜け落ちたように何も思い出せない。
一体何をみていたのだろう?
確か、そう、なにか大切な言葉を言われたようなのに―
「そうか?その割には熟睡しきっていたけどな」
「なによっもぅ。私だって色々あるんだから」
「あー、はいはい」
言うだけ言ってニコは先に下へ行ってしまう。
リディアも身支度を整えて階下へ向かう。
鼻腔をくすぐるのはモーニングティの香りだろうか。
家付きホブゴブリンたちが用意してくれたお茶の香りを吸い込みリディアは今朝方の出来事を頭の片隅へと追いやってしまう。
せっかくスコットランドの実家に帰ってきたのだから面倒なことは考えないで今はせめて骨を休めよう。
けれども問い掛けられた気がする。
あなたの心は?と。
目に浮かぶのは金色の髪の彼。
一瞬にしてロンドンの伯爵邸に移動したような感覚に陥る。
扉の向こうから軽やかなけれども自身に溢れた優しい声をもった主がやってくる。
僕の妖精、と。

「ほら、リディア聞こえているか?」
「え、なに?」
ハッと我に返るとニコがなにかを差し出していた。
見るとそれは真っ白な封筒でどうやらリディアに宛てられたものらしかった。
「ありがとう、ニコ」
「まったくもう昼前なんだからいい加減ねぼけるのはやめろよな」
やれやれといった風情の妖精猫を見送ってリディアは封筒の封を切る。

僕の妖精―

まるですぐ側で、そう耳元で呼ばれるようなくすぐったを感じリディアは思わず身をすくめた。
まったく、手紙の中だって同じなんだから。
だけど、どういうわけか懐かしくって呆れ半分自然に笑みが零れだす。


もう少し、きっともうすぐ扉はひらかれるから
自分の心の中を見つめて、開いて



あとがき☆☆  ☆   ☆☆
昨日くらいに考えた即興モノです
私の大好きな取り替えられたプリンセス直後な感じで
リディアの心との会話です。
扉とはなんの扉でしょう?
そりゃぁ勿論・・・・・ですよね

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テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学

タグ : 伯爵と妖精 二次小説

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