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2008.03.21 23:41

「あっ、うさぎいい匂いがする」

出かけていたうさぎが帰ってきたので部屋へやってきたちびうさはほのかに香るふんわりとしたやわらかな香りに出迎えられた。
ほんとうにかすかな残り香だけれども、それは少しだけ胸の底に閉まっていたある想いも呼び覚ます。
「わかる?この間遊びに行った雑貨屋さんにね売ってたから買ってみたんだ、これ」
といってうさぎが鞄から取り出したのは小さな丸い入れ物だった。
手のひらサイズのそれをちびうさの見える位置にまでもってくる。
覗き込んでもいまいちピンとこない。
「・・・・なにこれ?」
「香水よ」
「これが?だって香水って」
「練り香水って言って・・・・ほらこうやって」
ふたをはずして見えた中身はどうみてもちびうさの記憶にある香水とはほど遠い。
それをうさぎは手にとってこうして、と実践してみせる。
そうするとたちまち香りがあたりに散らばってちびうさの鼻腔をくすぐった。
「この香り気に入ってるんだ」
ふふふとはにかむうさぎがとても綺麗に見えて思わずちびうさは頬をほのかに赤く染めた。
少しだけ懐かしいのは昔から馴染みがあったから。
お気に入りって言っていた、だから私の知っているママと同じ香り。
なんだか急に懐かしくなってしまいふいにちびうさは黙り込んでしまう。
どうにか気を紛らわせたくて、咄嗟についてでた言葉は、
「・・・・いいな」
の一言。ずっと憧れていた、だから少し羨ましい。
「じゃあちびうさもつけてみる?」
自分だけに向けられた優しい眦(まなじり)と視線がぶつかる。
「いいのっ?」
「ほらもう少し寄って。つけてあげる」
触れ合う瞬間駆け巡ったのは小さい頃の思い出。
そういえば昔もこうやって側に寄って髪の毛を結ってもらったりしていたっけ。
思い起こされるのはそんな些細なものだけれども今も同じように優しい手に包まれている。
こんなときすこしどきりとしてしまう。
うさぎとママ、どちらも同じ人のはずなのになんだか別人に思えたり、けれどもこうして些細な事がきっかけで二人とも同じ人なんだなと実感してしまう。
一番身近な憧れの人。
だからもう少しだけこうしていさせて。
「なぁに?甘えん坊さんね」
体を少しだけ預けてきた未来の娘にうさぎも照れ隠しをしながらも笑いかけてきた。


あとがき☆☆  ★☆
いつもとはちょっと違って親子モノ
ちびうさちゃんは絶対うさぎちゃん似のツンデレだと思います。
うさぎちゃん限定で。
普段おしゃまさんなのにふとしたときにめちゃくちゃ素直で照れて
そんなところがめちゃ可愛いです。
そんなちびうさちゃんが書けたらとおもい頑張ってみました。
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テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学

タグ : セーラームーン 二次小説

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