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2008.04.13 21:30

「やられたわ・・・・・・・・」

やっと、やっと作り上げた幸せ

とても平凡で穏やかでずっと永遠に続くかと思うような線のような日常
何も起こらなくって退屈だって、そうやって言う人もいるかもしれない
けれども私とってはそれが望みで、やっとかなった幸せ
掴み取った幸せ
それを奪うのならば―
私はそれらから抗うしか他はない

「やられたって、何が?」

違和感に気付いたのは私が先
ゆりかごの中を覗き込んだ夫もまた気付いたはずだ
そこにいるべき、本来あるべき者が消えてしまっているということを

「リディア―」
ハッと息を呑んだ音が静寂の中響き渡る
そこにあるべき者、私たちの娘の姿はなかった

チェンジリング―

「ええ、やられたわ。ここにも妖精はいるから、だから念のためにおまじないだって施していたのに」

おそらくは―
どうやって知ったのか
きっとこれは私の血に連なるものの仕業に違いない

やっと掴んだ当たり前の、恋焦がれた平凡な日々
愛する人のただ一人の娘
手放すわけには行かない
だから―

「行くわ、リディアを取り戻しに」


待っていてリディア
あなたには私の手で教えたいものが、与えたいものがたくさんあるの
だから取り戻す




あとがき☆
これも新刊読んでから書きたかったお母さんのお話
ってか想いです
リディアをさらわれて直感して
決意を固めて取り戻しに行ったのではないかと
凛としたアウローラさん大好きです
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