--.--.-- --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | |

2008.06.02 21:10

「エドガー・・・・・本当に大丈夫だから・・・・・」
頬を赤らめているのは熱のせいなのか目の前の彼の行動のせいなのか。
それは当の本人にだって分からない。
けれども今自分に襲い掛かっている問題は朦朧とした意識の中でも分かっているつもりだった。
「駄目だよ。だってほら、ふらふらじゃないか」
優しそうに、けれども毅然とした態度でリディアに接しているのはこの屋敷の主でもあるアシェンバート伯爵その人。
どこか優しさの中にもきらりと光る瞳の奥。
それが気になってしまう。
「ちゃんと寝ているわ。あとは薬を飲むだけよ、だから・・・・・、その・・・・・」
ちょっとした無理がたたって倒れてしまったのはリディアの不注意。
大げさに心配されて有無を言わさずベッドに入れられて。
「苦しいのは分かっているんだ。だからね、」
「大丈夫だから・・・・・さっきよりはマシよ。だからその・・・・・・・薬くらい自分で飲めるから・・・」
恥かしくって毛布で顔を半分隠してしまう。
これじゃ熱で赤いのか目の前の人のせいで朦朧としてしまっているのかわかったものではない。
だけど、こればっかりは譲るわけにはいかない。
「駄目だよ、そんなに辛そうにして。口移しのが楽だよ」
あくまでにこりと上品な物腰。
そして間近でリディアの頬に手を沿え髪を梳き、いとおしそうな眼差しを送りつづける。
「だけど・・・・・・・」
体が弱っているせいもあって大きく反論に出ることができない。
どうしよう。
本当にどうしよう、なのは―
リディアがそれをあまり嫌がっていないことで、それを彼に知られてしまうのが少しだけ恥かしくってどうしようもないこと、そのことだった。



あとがき
さて、この攻防どっちが勝つのでしょう?
そりゃぁやっぱし有無を言わさずエドガーなような気もしないでもないですが。
ふと浮かんだのでかなり即興
伯妖二次にたくさん拍手を頂いたのでそのお礼もかねて

最近ご無沙汰でしたので

寡黙拍手もはげみになります。
いつも有難う御座います。
特に「甘い午後の贈りもの」なんかは随分前なのにちらちらと今も拍手を頂いていたりして、本当に嬉しいです♪
スポンサーサイト

テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学

タグ : 伯爵と妖精 二次小説

| 伯爵と妖精 | コメント(0) | トラックバック(0) | |

この記事へのコメント

コメントを書く

管理人にのみ表示

↑ページトップ

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

↑ページトップ


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。