--.--.-- --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | |

2008.06.19 21:03

「うわぁ、降ってきちゃったなぁ」
空を見上げればぽつりと顔に当たる水滴。
ゆっくりと、けれどもその間隔も徐々に狭まりあっという間に世界は水という侵入者で埋め尽くされた。
うさぎは公園のオブジェの中にいた。
なんとなく気になって来てみた。そのまま長居しすぎてしまって天気予報のことなどすっかり忘れていた。
だから気がついたときには雨に降られていたのだ。
このまま雨が通り過ぎるのを待つか、それとも濡れるのを覚悟で家まで走りきるか―



「こーら。こんなところで寝てたら風邪引くぞ」
空から降ってきた声にうさぎは慌てて意識を覚醒させた。
前後の記憶がすっかり抜け落ちている。
確か雨に降られて立っているのも疲れて座り込んだんだった。
そこまでは覚えている。
「寝てないわよっ」
反射的に返してしまったのは降ってきた声がなにやら聞き覚えがあったからだ。
「・・・・・うたた寝だもん。少しは意識あったもん」
言い返して、あっと思ってぼそりともう一言付け加えた。
少し間があって相手が噴出すのが聞こえた。
うさぎはさらにぷぅっと頬をふくらませた。
「傘、忘れたのか?」
少しだけ見慣れてしまった制服が目に飛び込んでくる。
「・・・・・・・うん」
うさぎは今度は素直に返事をした。
元麻布高校に通ううさぎの顔見知りはくすりと笑って傘をつきだしてくる。
「ほら」
「えっ?」
うさぎはなおもキョトンとしている。
「そんなところにいたらまた寝込んで、風邪ひくぞ。送っていてってやるよ」

一つの傘に二人が納まるようにするということは・・・・・それは否が応にもお互い引っ付くということだった。
衛のありがたい申し出を受けることにしたときには深く考えていなかったけれども、今こうして並んで歩いていると、それだけで何故だか落ち着かなかった。
―トレードしような―
あの約束を彼は覚えているのだろうか。
ちらりと顔を窺うが端正な顔立ちから表情を読み取ることはできなかった。
私はこんなにも緊張しているのに、ドキドキしているのにあなたは何にも思っていないのかしら。
一人だけ感情に支配されているようで少し悲しくなる。
肩がくっつきそうなのに平然としている。
「どうした?」
視線を投げかけすぎたのか衛がうさぎのほうに向いた。
「ううん。なんでも・・・」
あのときのこと、どうしよう?
そうは思っていてもその約束を果たしてしまったらすべてが消えてなくなりそうでうさぎは言えないでいた。
お互い正体が分かってしまったのにどうして今二人で並んでいるんだろう。
不思議。
「危ないっ!」
急に肩を抱かれて衛の方に抱き寄せられた。
頬にブレザーの感触があたった。
世界がゆっくりとスローモーションのようにかけていく。
うさぎの間近を自動車がすり抜けていった。
それもやがて雨にさえぎられて、まるで最初からそんな侵入者などなかったかのような元の静寂に戻っていく。
肩にあるしっかりとした力のある腕の感触が、これが現実であることをうさぎに伝えていた。
「大丈夫?」
「う・・・・うん。ビックリした」
この感触、どこで出会ったのかしら。
私知ってるわ。
遠い昔も誰かに、懐かしい誰かにこうして抱かれた。
ねぇ、もしかしてそれはあなた?


あとがき★★

よかったぁぁぁぁ(喜)
これ書いてるときめっちゃPC重くってやな予感したのでとりあえずアップ。
その間も固まってもしかしたら消えた???
とかおもっていたのですが
よかった。
残ってた。

万歳っ

文章って、一度消えたら同じモノは二度とかけないので。
よかったです。


で、ひさしぶりのまもうさです。
今回は原作よりです。
なので衛さん高校生。季節は・・・・・・・・・・・?うーん??原作ネタなのでいつだろう
未来さん、相当雨ネタがすきみたいです。

今まではアニメよりでしたが、原作系も他にも書いてみたいな
スポンサーサイト

テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学

タグ : セーラームーン まもうさ 二次小説

| セーラームーン | コメント(0) | トラックバック(0) | |

この記事へのコメント

コメントを書く

管理人にのみ表示

↑ページトップ

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

↑ページトップ


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。