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2008.07.08 20:55

―ねぇ母さま?

―だって、石よりも愛されてるって実感できるじゃない

ときおりそうやって父の気を引いていた母。
微笑む姿は幸福そうで、やわらかくって、それじかいがふわふわといい香りがするような心地のいい思い出。
大好きな夫が研究にばかりかまけてる、といってたまに拗ねて母。

―ねぇ、どうして母さまはぷーんってしてるの?

―あら、ぷーんってしてる?

―うん。してる

―あの人ったら研究研究ばかりなんだもの。たまには私のことをずぅっとみていてほしいじゃない?

―ふーん・・・・・・・

―リディアにはちょぉっと難しかったかな?

―そんなことないもんっ。私も父さまと一緒に遊ぶの大好きだもん

そういってぷぅっと頬を膨らませたら母が笑いながら膨らませた頬をつついてきた。

―んー、ちょっと違うなぁ。だってね、リディア。私はフレデリックに恋をしているもの

―恋?

―そうよ。恋する相手から想われてるって実感したいじゃない。だから時々ね・・・・

そいって母は人差し指を口元にもっていった。
内緒なのよ、と。
いつの記憶だろう。
石よりも愛されてるって確かめたいからと少しいたずらっぽく微笑んでいた母。
ああ、これは夢かしら。
いつかあなたも出会うわよ、たった一人の大好きな人に。

かすかにぼやけた映像と声が脳裏にこだまする。
ゆっくりと覚醒すればそこはいつもの見慣れた応接間。
どうやら少しだけうたた寝をしてしまったようだ。
「って、エドガー!!??」
気がついてふと横を見ればそこには見知った雇い主の姿。
いや、姿というか顔があった。
「あれ、起きちゃった?」
いけしゃあしゃあとにこやかに話し掛けてくるのはまごうことなきリディアの雇い主、その人。
「起きちゃったじゃないわよっ。一体何時からそこにいたのよ!」
気がつかなかったことと、寝顔を見られてしまった恥かしさが相まって口調もつい荒くなってしまう。
「となりにいたのはついさっきだよ。呼びにきたらリディアが眠っていたからさ。寝顔があまりに可愛くてつい」
「ついじゃないわよっ、だったら起こしなさいよっ!!」
「戦っていたんだ」
「は?」
「あんまりにも無防備で可愛いかったから。襲いたくなるのを必死にね」
「あ、あなたねっ!!冗談もやすみやすみいいなさいよ」
物騒なことを聞いてしまってリディアはますます混乱してしまった。
いや、これがいつものこいつの手口なのよ、と覚醒した頭の隅っこでぼんやりと考えてみる。
ああこんなんじゃ寝たふりなんてとても出来そうにないわ、母さま。
そんなことしたらこいつのことだもん、何をするかわかったものじゃないわ


あとがき★★★
仕事中に考えたネタです
いや、普通に仕事しろって話ですが

お母さんとの思い出+エドリディで感じで

どうやら、リディアにめっちゃ真剣なエドガーも好きだけど初期の頃の、こいつからかっているだけでは的ななんともいえない距離感のエドガーも好きみたいです
今回はそっちの雰囲気を込めて書いてみました。
でも口説きはやっぱし真剣に、みたいな
余裕しゃくしゃくなエドガーがすきなんだな、きっと
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テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学

タグ : 伯爵と妖精 二次小説

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