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2007.09.02 10:25

「よっしゃぁ!!これよ!」
ある女の子向け雑誌を読んでいたうさぎはあるページを読みふけっていた。
恋の悩みは尽きない。
それというのもセーラー戦士として再度記憶を取り戻してみてみたら、
なんと最愛の衛はダークキングダムでの戦いやこれまでの事をすっかり忘れ去っていたのだ。

なんとかこっちを振り向かせたいと思っていても今現在その気持ちは思い切りからまわりしている。
それはもういっそ気持ちいいくらいに。

まったくさ、銀水晶もそういところしっかりしといてくれてもいいのに・・
ついうさぎは八つ当たりしてしまう


置かれた雑誌の読者投稿欄そこには・・・―押してだめなら引いてみろ―と書かれていた


たとえ一方通行な想いでもなんだかんだで出会ってしまう。
一応顔見知り程度に認識があるのだろう衛は街中でうさぎを見かけると声を掛けてくる。
それがたとえ「よっ、おだんご頭。」という挨拶程度しかなくてもだ。
今日も十番商店街を歩いていると向こうから歩いてきた衛とすれ違った。

向こうもうさぎに気付いたらしい。
「あっ、衛さんだ」
思わず頬が緩んでしまう。
衛のほうは最近のうさぎの様子に警戒しているのか僅かに表情を硬くした。
なにせ会えば喧嘩ばかりしていたのがある日突然「あなたが好きです」と態度が豹変したのだ。
青天の霹靂とはまさにこのことだろう。
だからといって声を掛けず素通りもなにか気まずい。
何時ものように声を掛けると予想は違う返事が返ってきた
なにより衛さんと言って纏わりついてこない。
おかしいと思いつつも大して気にもとめなかった。たまにはそんな時もあるだろうと

これでいいのよね?少しぎこちなかったかしら・・・
返事もそこそこで立ち去ったうさぎは名残惜しかったけどそのまま歩き去った。


こんなんでホントに効果あるのかしら。
初めて数日、既にうさぎはこの作戦に疑問を感じ始めていた。
元々長続きするほうじゃない。しかも今回は大好きな人を敢えて冷たくしているのだ。
これまで数回、街中で衛とすれ違ったけれどそのどれも返事もそこそこに逃げ出してきた。
帰り道、いつものくせでつい十番商店街まで足を運んでふらりと当ても無く歩いていると―いや少しでも衛に会える確率が上がるのではないかと思ってだが―見知った顔が飛び込んできた。

「な、ナツミさん!!あぁぁぁまた衛さんにあんなにくっついて!!」
すっかり自分の作戦に手一杯で忘れていたがそういえば恋のライバルがいたのだ。
「ちょっとぉぉ!!ナ・・ツミさん・・・・」
気がつくと二人に割り込んでいた。
慌てて気付いて言葉尻が小さくなるが後の祭り。
折角頑張ってここまでやったのに自分で墓穴を掘ってしまったのだ。
まだ全然押してだめなら―の効果だって出ていないのに、だ。
「あら、月野さん。いかがなさいまして?」
「えぇ・・・と。その、いいの!なんでもないわ。じゃぁそういうことでさよなら」
なんだか情けなくなって衛の顔もろくに見られないまま回れ右をしてしまう。
何がしたいのかわからなくなってしまう。
数日会話らしい会話をしていないから余計にだ。
「ちょっと、おだんご頭こないだからおかしいぞ」
さすがに衛も数日間のうさぎの挙動不審に疑問を持っていた。
「いいわよ!どうせ私はおかしいもん。」
回れ右のまま捨て台詞を吐いて駆け出してしまった。

数十メートル走ってはぁっと息をつく。
さっきは頭にきたのと恥かしさでパニックになってしまった。
「あ~ぁ。何やってんだか。私ったら・・・」
道端の石ころをコツンと蹴り上げてため息をつく。
「ホントだよ。なにやってるんだ?」
「えっ??ウソ、だって」
聞き覚えのある声に振り向くとそこには少し息を切らした衛の姿があった。
「で、何があったんだよ。最近のおだんご頭、少しおかしいぞ。街中で会っても挙動不審だし」
「べ、別に挙動不審じゃないわよ。ただ、ちょっと・・・・・」
まさか雑誌に載ってた恋の駆け引き、作戦ですとも言えずに黙り込んでしまう。
「ちょっと、なんだよ?こっちだって調子狂うだろ。おまえがそんなんだと。ほら、なんていうか
さ、いつも無駄に元気なやつがシーンとしてたり逃げるように去っていったりすると」
もしかして・・・
「・・・・・心配・・してくれたりした・・?」
「ばっ、なに言ってんだよ!そりゃいつも元気なやつがこんなんだと気になるっていうか・・。」
その言葉でみるみるうちにうさぎの顔が晴れていく

心配してくれたんだ。
ちょっとは気にかけてくれた?

「ホントに?ほんとに心配してくれたの?衛さんだぁいすき!」
少しは気を引けたことに嬉しくなり勢いよく衛に飛びついてしまう。
さっきのもやもやなんて飛んでいてしまった。今の一言で。

「お?なんだ。もう元気になったのか。どうせそんなたいした悩みとかじゃなかったんだろう」
「あぁ、もう衛さんのいじわる!」

いつもの調子。
やっといつものおだんご頭にもどった。
まとわりついてきて、やたらと元気でうるさいやつだけどやっぱり元気なほうがおだんご頭らしい。
衛は内心ホッと息をついた。


★★★       ★★★   ☆★☆☆

ちょっと長いのかいてみました。
舞台はアニメR初期。エイルとアン編です。
片思い街道爆進中。ってか片思いって実は結構楽しいよね。
なんていう私の勝手な思いから生まれました。
恋する女の子が頑張る話が好きなので。

こうなると何時まもうさ両思いラブラブ話がかけるんだろう・・?と軽く
思いますがそれは私が恥かしがらずになってから
やっぱ甘甘ラブラブ書くには相当の気合と根性が必要となるわけで・・・


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テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学

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