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2008.10.05 00:13

うーん、と伸びをした。腕を思いきり上げて日の光を思いきり吸い込んで。
地球はやっぱりきらきらしている。セレニティの好きな場所、大好きな居場所。
久しぶりの開放感に自然足取りも軽やかなものになる。
なにしろ前回の脱走がばれてから守護戦士たちの監視が厳しかったものだからおいそれと抜け出せなかった。
やっと油断したのか、それともセレニティの粘り勝ちか今日こうしてこっそり地球に降り立つことができた。
地球に降り立ったうれしさに頬もにやけて、ひとりいつもの場所に向かった。
約束はしていないし前回会ったときだって最後は見つかって連れ戻されるどさくさだったから約束なんてしていないけれど。
だけどあそこは彼にとってもお気に入りの場所だったから。
もしかしたら時間を見つけて彼もやってくるかもしれない。
淡い期待をのせてセレニティはその場所へ向かった。
時折風に揺れるドレスのしゃらしゃらとした音が鳴って、眩しさに瞳を細めると、果たしてセレニティの想い人はその場所に鎮座していた。
遠目にも真面目そうな相貌がまぶしくてセレニティはつい頬を緩めてしまう。
せっかくだから驚かしちゃおう、思いついたセレニティはゆっくりとだけど少しだけ歩を早めて彼に気付かれないように回り込んだ。
(私だってわかってくれるかしら)
淡い期待感と少しだけのいたずら心。
そぉっと近づいてゆっくりと手を彼の後ろから回してぱっと瞳を覆い隠した。
彼は一瞬だけハッとしたように肩を揺らしてゆっくりとセレニティの手に自身のそれを重ねた。
「こんないたずらをするのはどこのお姫様かな?」
甘い問いかけが彼の口から洩れるがセレニティはまだ黙ったままだった。
「セレニティ」
「ふふっ、ばれちゃった?」
台詞に反して正体を見破られたセレニティはご機嫌に手を離してエンディミオンを覗き込んだ。
「正確に言うとばれていた・・・だよ」
「えー」
絶対ばれないと思ったのに、とセレニティは頬をふくらました。
「人の気配と、ドレスの布擦れの音がしたからね」
「さすがはエンディミオンね。へへ、みんなの目をかいくぐって抜け出してきちゃった」
そういってセレニティは少しだけ舌を出した。
「うーん、なんかまた彼女たちの信用なくしそうだ・・・・」
「ん?」
本当に小さな声で呟いた言葉だったからセレニティには聞こえなかったようで、エンディミオンはなんでもないよ、と返した。
「ねぇエンディミオン。私に会えなくってさみしかった?」
セレニティは甘えるように、少しだけ心配そうに尋ねる。
会えなかったから、私はさみしかったからと。
「ああ」
次の瞬間。
世界が逆転して、気がつくとセレニティの視線の上にエンディミオンの顔があった。
どうやら一瞬の隙にセレニティの方がエンディミオンの腕の中へ倒されたようで背中にしっかりとした腕の感触があった。
「こんな風に私のものにしたいってくらいにはさみしかったよ」
なんだかそういうふうに軽く口の端を持ち上げる笑い方もずいぶん久しぶりに感じられた。
だけど状況が状況で突然の展開にセレニティは顔を真っ赤に染めてしまった。



あとがき
ひさしぶりのまもうさ、改めエンセレです。
ほのぼの、ちょい甘えをめざした夜中の十二時
いろいろ本を読んでると無性に文章が書きたくなります。
どうもそのときの本に影響されるようで文体がいつも微妙に違う気がします。

後日談
「そういえば、昔っからキングってプリンセスをよくつれだしてましたよね」
「いや、あれは・・・セレニティのほうから・・」
「だけどそのあと引き留めたでしょ?だったら同罪です」

30世紀のとある回廊でとある守護戦士とのやりとり。

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タグ : セーラームーン 二次小説

| セーラームーン | コメント(1) | トラックバック(0) | |

この記事へのコメント


最高!!最高!!
超最高です!

甘いエンセレにキュン死にです(*´`*)

やばい!ホントにめちゃめちゃいいですねこの作品☆

…文章変ですみません

| るき | URL | 2008.10.05 22:54 |

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