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2009.05.21 21:26

「きれい…海に浮かぶお城のようね」
海の要塞、浮かんだ小島に見惚れてリディアはため息をついた。
「気に入った?だったらこのへん一帯買い取ってプレゼントするよ」
「もうっ、またそんなこと言うんだから」
「僕はいつだって本気なのに」
そんな風に少しだけ拗ねて見せるエドガーは、たぶんリディアがそれじゃあ…などといったそぶりをみせると本気でこのあたりの土地を買い占めそうなので苦笑いで済ませてしまった。
どうもエドガーはリディアに甘い。
これは結婚前から分かっていたことだけれど、法律上晴れて夫婦になってからはその甘さは激甘の一途をたどっているようにも思える。
私がしっかりしなくちゃ。
たぶんエドガーの言うまま、あれもこれもなんて言っていたら、たぶんいけない…。
「ねえエドガー。本で読んだんだけど、名物のオムレツがあるらしいわよ。その…そ、それだったら一緒に、食べたいかも」
「本当?」
エドガーの危ない思考を少しでもこちら側に引き戻すべくリディアは頭の中を総動員して代替え案を提示した。
ちょっと強引だったかな、という思いと、自分の方から何がしたいなんてまだ慣れていなくてしどろもどろになってしまったけれど、エドガーはその案に乗ってくれたようだ。
リディアの要望らしき言葉を受けて喜色満面になった。
「うれしいな。リディアの方から何がしたいって言ってくれて」
「そ、そんな大したことじゃないわよ。ただ何が食べたいって言っただけだし」
もっと甘えてほしい、エドガーが常々そう思っていることはリディアだって分かっている。
ただどうしても恥ずかしくて、なかなか口に出せないだけ。
「それでも嬉しいよ。僕としては可愛くリディアがおねだりしてくれたら何だって買ってあげるのに」
あれ、またそっちに逆戻り?
「ほらエドガーったら。早く行きましょう」
今度こそ本気でモン・サン・ミッシェルを買い取るとかなんとか口に出しそうになるのを慌ててそらそうとリディアはエドガーを馬車のなかに押し込めた。



あとがき★★
新婚旅行から一幕書いてみました
モン・サン・ミッシェル大好きなのでそこを舞台に
本気でエドガーならリディアのためだけに買い取りそうだけど、絶対無理だから!!とか言ってみる
さて、そんな噂のオムレツは…


話のネタに食べてください

な感じです


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タグ : 伯爵と妖精 二次小説

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