--.--.-- --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | |

2009.07.07 21:59

ちりばめられた宝石に手を伸ばすように、天に向かって高く手を伸ばした。
届きそうで届かない距離だった。
瞬く星空はいつもとは少しだけ違って見えた。
きっとそれは今日が七月七日だから。
「晴れてよかったね」
私は振り返って、室内にいる恋人に向かって声をかけた。
天気予報では曇りになるかもしれないと言っていたけれど、日が落ちて、暗くなってみれば満天の星空だった。
「そうだな」
室内から暖かな声が返ってきた。
「まもちゃんも、こっちきて?」
私の言葉にまもちゃんが腰を持ち上げてベランダへ降りてきた。
「うさが天体観測したいなんて、めずらしいな」
からかうような口調にわたしはぷうっと空気を吸い込んで頬を膨らませた。
「だって今日は七夕だもん」
「今日だっけ」
まもちゃんは日付を確認するように頭を上に向けた。
「そうだよ。今日は織姫と彦星にとって一番大切な日なんだから!」
だって、今日は空の恋人たちが一年にたった一度だけ会うことができる日。
たった一日なんて、なんて短くて遠いのだろう。
「そっちか。女の子は好きだな、そういうの」
「まもちゃんたら淡泊すぎ!まもちゃんはさびしくないの?もし…、もし私と一年に一度きりしか会うことができなかったら…」
きっと私はさびしくて切なくて…
ずっとまもちゃんのことを考えてしまう。
会いたいって、いますぐ会いに行きたいって。
遠い日の、あの頃のように。
ほんの数日間が永遠のようにも感じた、あの遠い日のように。
「もし、うさと一年に一日しか逢うことが許されなかったら…」
まもちゃんがゆっくりと口を開いた。
「俺には耐えられそうもないな」
「ほんと?」
私はゆっくりと首を持ち上げた。
「本当、どうにかして逢えないかと画策するよ、絶対」
そうやって、私に言い聞かせるような優しい眼差しがまぶしくて、思わず目を細めた。
隣どうしベランダで寄り添って、空を見上げてみれば、まもちゃんも同じ時のことを思い出しているような、そんな気がした。
二人でそっと抜け出した午後の日や、星空の下二人きりでいろんなことを話したことなんかを。
「えへへ」
今こうして二人きり、隣にいることが嬉しくて私は思い切りまもちゃんに抱きついた。
きっと、星の上でも織姫と彦星もこんな風に抱き合っていると思いながら



★☆☆☆★☆☆☆★★☆☆★あとがき★☆☆☆★☆☆☆★★☆☆★
七夕スペシャルで、ラブをめざしてみました
もっと甘いの!と思う方もいらっしゃるかもですが、私の限界はこの辺がマックスです
多分…
今回初めてうさぎちゃんの一人称にしてみました
作中、「わたし」を使うのは難しいですね
ちょっとどころか、かなり照れてしまいます


そうそう、別ブログで書いたのですが、この間パウンティング(訳的には運河をボートで漕ぐことだと思います)に行ってきまして、イギリスではボート遊びが盛んなようなので、今度エドリディで書いてみたいと思います
こんな予告書いて自分プレッシャーですが、近いうちに
スポンサーサイト

タグ : セーラームーン まもうさ 二次小説

| セーラームーン | コメント(1) | トラックバック(0) | |

この記事へのコメント

萌え死にました。

もう最高最高最高!!

七夕にぴったりすぎる。

どうしよう。これも画メモさせて頂きますね!

うわぁ…きゅんとした。
未来様の作品本当に大好きです!!

| ちこ | URL | 2009.07.09 02:35 |

コメントを書く

管理人にのみ表示

↑ページトップ

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

↑ページトップ


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。