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2014.07.25 20:48

差し出された光が気になって、少しの逡巡の後手を伸ばした。

そうしたらまばゆい光が体中を突き刺して、その光とともにたくさんの記憶が俺の中にしみ込んできた

それは俺がいままで忘れていた記憶の数々
時間も場所もバラバラだけれども俺はそれがいつ何時だったのか正確に理解していた
それは遠い過去の出来事だった
一人の少女、違う王国のプリンセスと出会った時のこと
それは今俺が生きる現代での出来事だった
一人の少女と出会い、喧嘩する日常
セーラー服戦士となった少女を救おうする光景
まるでパズルのピースを埋めるかのようにバラバラだった光景が意味を持って俺の中にしみ込んできた
そうして
俺はすべてを思い出した

ひとりじゃない、といってくれた一人の少女
泣き虫だけれど心の奥底には強い勇気を携えた彼女は遠い昔に俺が恋に落ちたそのままの気質を持ってまた俺の前に現れた

今度こそ泣かせないと誓ったはずなのに、結局はまた傷つけてしまった
自らの手によって
今度こそ全身全霊で守りたいのに
正気を取り戻した俺は立っているのもやっとといった有様で崩れ落ちてしまった
彼女は支えようとそばに駆け寄ってきた
彼女に伝えたくて俺はようやく声を絞り出した
「ありがとう…うさぎ…」
すべてを思い出した証に今正面にいる彼女の姿を形容する名前ではなく、あえて普段呼ばれている名前を口にした
いつもおだんご頭と呼んでいた少女の名前
素直にうさぎと呼べばあんなにも怒らなかったのに、いつもあえておだんご頭と呼んでいた
彼女のほうもこの言葉で俺の状況を理解したらしい
泣き笑いのような表情を彼女は浮かべて俺をみつめた
昔と違って今の彼女は泣き虫だ
現世で知り合った時から泣き顔をよくさらしていた
きっと昔は泣きたいときがあっても我慢していたのだろう
感情表現が豊かだったのは今も昔もかわらないから
現代では抑圧されたものがなかったからなのか、天真爛漫な彼女の性格が前面にでたのかころころと表情がよく変わる
それでも俺を想ってながしてくれている涙に俺は少しだけ口の端を持ち上げた
こんな目にあってもまだ俺のことを心配してくれている
俺のことをまだ慕ってくれている、そううぬぼれてもいいのだろうか
まだ俺には君のことを守る資格があるのだろうか
静かに涙を流す君のことを抱きしめたかったけれども状況がそれを許さなかった

最終決戦のさなか、クイン・ベリルが攻撃を放ってきたからだ
大きな黒い水晶のような塊をこちらに向かって投げつけてきた
今度そこ俺が守る
彼女を、うさぎをこんなところで死なせるわけにはいかない
今度こそ幸せになってほしかった
まだまだ伝えていないことがたくさんあるのに
それもどうやら叶いそうもなかった
咄嗟に薔薇を投げつけたけれど、砕けた破片が俺にいくつか突き刺さった
自分がどれくらいの傷を負ったか、瞬時に判断で来た
俺はもう長くはない
けれども彼女は無傷で済んだのでまあいいだろう
伝えたい想いはたくさんあるのに、口に出た言葉はまったく違っていた
「早く…ここから逃げろ…」
「え…」
「そして普通の女の子に戻って…かっこいい彼氏でもみつけろ…」
普通の女の子、それがおそらく彼女がずっと憧れていたものだったから
俺でなくてもいい、こんなところから早く逃げてくれれば誰だって…
彼女のことを慈しみ守ってくれる誰かをみつけて平穏な生活に戻ってほしい

どうやら俺にはもうそれをかなえてやれそうにないから
不本意だがだれか別の者に託すしかできそうもないから
うさぎが泣かずにすむのなら
けれども彼女の口から出た言葉は

「衛さんが一番かっこいい」

俺の言葉を聞いた彼女の答えを聞いて、俺は心のどこかで安心した
どこかでおびえていたのかもしれない
こんな目に合わせた俺はもう彼女のそばにいる資格などないのではないだろうか、と
俺がそばにいると泣かせてしまう
だったら…別の誰かと、平和な場所で、と
そう願ったのに

彼女はまだ俺に気持ちを返してくれた
泣きそうに瞳をうるわせながら
そんな顔させたくなんかないのに、もっと笑ってほしいのに

彼女の言葉にどこか安堵して俺は意識を手放した
こんなところでおわりたくはなかった
最後までうさぎのことを守りたかった
次があるのであれば今度こそ…


淡い光を俺の体を包み込んでいく

俺はそれをどこか違うところからまるでどこか遠いところで起こっている出来事のように感じていた

この暖かい光-

きっと彼女が、プリンセスとして覚醒したうさぎがすべてを終わらせたのだろう

逃げろと言ったのに
彼女は果敢にも最後の最後まで一人で立ち向かったのだ
できることならそばにいたかった
彼女を守りたい

その想いだけが俺の中に強烈にうごめいている

光が俺を包み込んだとき、俺は最後の意識を手放そうとしていた

そして、心の中に語りかけてくるような意識のはざまの中で俺はこれから起ころうとしていることを無意識に感じ取っていた
銀水晶が起こした奇跡
けれどもそれはやっと手にしたものを手放すことでもある


いやだ

忘れたくはない

ようやく思い出したのに
また離れてしまう
守りたい
傍にいたい


その強い思いごと光は俺を飲みこんでいった

次に出会うとき
俺は今度こそ君に伝えるだろう
多少遠周りになるかもしれないけれど、必ず伝える

今度こそ


君を守る

そして愛していると-



☆★★☆☆★★☆☆★★☆あとがき☆★★☆☆★★☆☆★★☆
ひさしぶりに書きました
まもうさというか、衛さんの独白??

つかね、先週ニコ動の生放送企画をみてて
無性に書きたくなったアニメ46話のまもちゃん目線

ごめんなさい
かなりねつ造です
自分解釈入りまくりです
すみませんごめんなさい

でもどうしても書きたくなったの!

なので書きました
新作もいいけれどやっぱり旧作のまもうさも大好きなのよぅぅぅっ
って言葉を文章に託しました

それにしてもひさしぶりに書いてみるとまあ全然言葉が浮かばない
表現力ください
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