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2014.08.03 20:59

7月も後半に入ろうかという、とある日の朝。
そろそろ梅雨明け宣言がかかるだろうか、外は朝から晴天で火の光がまぶしかった。
食べ終わった朝食を流しに持っていき食器を洗おうとしているとつけたままになっているテレビから軽快な音が流れてきた。
どうやら天気予報のコーナーは終わったらしい。
今はなぜだか朝の時間には不釣り合いとも思われる料理コーナーに代わっていた。
朝のほんの1分ほどの時間に若い俳優がささっと料理をつくるコーナーで若い女性や主婦に人気があるという。
あるという、のは衛の彼女がこのあいだ話していたのを聞いたからだ。
朝寝坊が特技の彼女はつい最近までこのコーナーの存在を知らなかったらしく、クラスメイトから聞いて興味を持ち頑張って早起きしたのだそうだ。
もちろん衛だって毎日このチャンネルをつけているわけではない。
だいたい朝の番組なんてどこもニュースなのだから前日のチャンネルそのままを引き継いでいる。
天気予報がチェックできれば特にこだわりも持っていない。

「それでは今日のお便りを紹介します」
衛は手を休めずになにとはなしに流れてくる声を聞いていた。
なるほど、毎日視聴者からのリクエストを募ってメニューを考えているらしい。
「今日のお便りは東京都に住む、月のプリンセスちゃん高校3年生-」
衛は思わず手に持ったスポンジをシンクに落としそうになった。
今、なんと言った…
つ、月のプリンセス、しかも東京都…
「8月は大好きな彼氏の誕生日があります。ケーキを作ってあげたいんだけれど料理が苦手でいつも失敗しちゃいます。こんな私でも失敗しないケーキのつくり方をおしえてください。ちなみに彼はチョコレートが好きです」
「なるほど~、けなげですね。大好きな彼氏のために手作りケーキのプレゼント。そんなわけで今日のメニューは簡単ブラウニーです」
投稿主には大好きな彼氏がいて、彼氏の誕生日は来月…つまりは8月で。
今日の投稿主はもしかすると…
衛は自分の考えを振り払った。
いや、ありえる。なんだかんだで衛の彼女はミーハーなところがあるからだ。
ということはいつ紹介されるかもわからないこのために毎日一応は早起きしているのだろうか。


そして誕生日当日。
「まーもちゃんっ。お誕生日おめでとう」
衛の部屋に入るなりうさぎは満面の笑みで祝福の言葉を口にした。
彼氏の欲目と言われてもいいと思うが、やはり笑顔のうさぎは可愛い。
「ありがとな、うさ」
「じ・つ・は!今年のプレゼントはすごいのです」
そういってうさぎは明らかに不自然に後ろ手に回していたものをじゃーんっと効果音付きで衛の前につきだした。
白い箱にピンク色のリボンが掛けられていた。
これはもしかしなくてもケーキ…、それもブラウニーではなかろうか。
「へ、へえ…。なんだろうな」
「ふふっ、今年はケーキを焼いちゃいましたっ!大丈夫今回はちゃんと成功したから」
「あ、ああ。ありがとう」
なんというか、最初からすべてを知っていることがこれほどまでに罪悪感があろうとは。
「もしかして中身は…ブラウニー?」
「まもちゃんすごい!何でわかったの?」
いや、だってほら。
朝の番組を偶然観ちゃったし…とは言えず衛は力なく乾いた笑いをもらした。


ちなみにブラウニーはちゃんとおいしかった。
ただ元ネタが男だと思うと若干腑に落ちないものがあったけれど。
そしてこのあと美奈子に散々からかわれたことはいうまでもない。
うさぎにあのコーナーを教えたのは絶対に彼女にちがいない。


あとがき
まもちゃんお誕生日おめでとうございます
色々とごめんね、こんな内容で。
この元ネタは1年ちょっと前に某朝の番組の料理コーナーです
その○コズキッチンにバーナビーさんから投稿がありまして、ツイッターで話題になったあの件を読んだ時から絶対にやってみたいと思っていたもの
ホントは漫画でもっとコミカルにやりたかったけど、小説にしました
うさぎちゃんは一応高校3年生って設定です
ギャラクシアとの戦いが終わって平和に高校生やってるってイメージで

とりあえず謝っときます
こんな誕生日話でごめんなさい
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